更年期の妻との付き合い方

更年期の妻

更年期障害、女性がそれなりの年齢になるといきなりイライラしてあたりまくったり、そうかと思えば急に汗をかき始めて、暑い暑いといっていたかと思っていたら今度は手足冷えるなどといろいろと忙しいなぁ、などと思っている旦那さんも多いはずです。

 

「更年期障害などしばらくすれば治るんだろう」と思っている方も多いそうですが、確かに疾病などと違って治療しなければ直せないようなものではなく、短い人では数年、長い人でも10年ぐらいでその症状は治まるものです。
しかし、短期間で放っておけば治るものでも、症状が出なくなるまではそれはそれはつらいものなのです。

 

●症状はまちまち

病気じゃなくてもつらいものはつらいというのが更年期障害です。
更年期障害は人によって、期間も発症する症状もまちまち、それから困ったことにずっと出続けるわけではなく、突然何の前触れもなく起こるもので、更に症状もずっと同じではなく、時にはホットフラッシュと呼ばれる「ほてり」だけだったり、時にはひどい頭痛をともなったり、体がだるくて日常生活の行動すら大変になってしまうこともあります。
こういった症状が奥様に発症してしまったら、「いつもこと」といった対応ではなく、適切な対応を取ってあげてください。

 

更年期障害は、卵巣の機能が低下したことによって起こる症状で誰が悪いわけでもなく、もちろん奥様が悪いわけでありません。
人間の老化によって起こることですし、誰もが老化を望んでいるわけでありませんので、そういった時こそその症状に合わせた旦那さんの対処が必要になると思うのです。

 

確かに何かしてあげたからと言って卵巣の動きが活発になるわけでもなく、根本的な治療になるわけではありませんが、症状によって苦しんでいるのですから、手助けをしてあげるのが旦那さんの務めではないでしょうか。

 

●スケジュールは余裕を持って

更年期障害の症状というのは、時と場所を選ばずして出ることが多々あります。
朝起きた時は調子がよくて、何の症状も出ていなかったり、症状が軽いから、前から予定していた買い物に出かけようとして、支度をはじめていたら急に調子が悪くなり、脂汗がだらだら流れ出してきてお出かけどころではなくなってしまうということがよくあります。
更に出掛けたはいいが外出先で急に調子が悪くなり、めまいや動悸が激しくなって経っているのもやっとという状になることもあります。

 

こういったことになりがちな更年期障害では、やはり時間的、あるいは日時的に余裕を持ったスケジュールを組むのが必要かと思います。
特にどうしても夫婦そろって、家族そろっていかなければならないような場合は、行けるか行けないかの返事をぎりぎりまで待ってもらったり、場合によってはその日朝に連絡するような形にした方がいいかもしれません。それ以前にできれば、そういったでなければならないような予定を入れない方がいいかもしれません。

 

とにかく、更年期障害の症状は、本人の意思なく、いつ何時ひどい症状になるかわかりませんので余裕を持って考えた方がいいかもしれません。

 

●精神的なケアも必要

更年期障害は何もホットフラッシュや冷え、多汗など体の出る症状だけではありません。
よく言われる更年期障害特有のイライラ以外にもそれ以外の症状からくる精神的な負担もあるのです。

 

例えば、更年期障害でなくても片頭痛がひどい場合は、イライラしてきますし、めまいや動悸が激しいともしかしたら心臓の病気なのかもしれない、循環器系のどこかに重大な病気を抱えているのかもしれないといった極度の不安を抱くこともあります。
更年期障害で悩む方の中にはそれがきっかけでうつ状態になりがちとなり、そこからうつ病になってしまい、何をしても面白くない、何に対しても集中することができないといったことになることもあります。
誰だってすぐに治しようのないつらい症状が続けば、精神状態が不安定になるものです。

 

更年期障害では更に更年期障害特有の精神面の不安定が重なりますので、どうしてもひどくなりがちです。
それから更年期障害になった方には、こういった症状以外の部分でも心にダメージを受けています。
これは更年期障害が卵巣の衰え、体の老化を意味するからです。
要するに自分がそういった年齢に達したということを自覚しなければならないのが更年期障害ということになり、更年期障害になったこと自体が非常に大きな出来事であるため、それによって落ち込み気味になってしまうのです。
こういった心のケアこそ旦那さんの大事な役目です。
特別にやさしくしろとか、何かしてあげなければならないということではなく、そばにいてあげればいいのです。
そばにいるだけで体だけでなく心の支えにもなりますので、時間の許す限り一緒にいてあげましょう。

 

●更なる理解

更年期障害に苦しむ奥様と一緒に暮らすには今まで以上に理解が必要です。
どうしてあたりが強くなったり、予定していたことがスムーズにいかない時もよくある話です。

 

これが例え場更年期障害でない年齢層であれば、それに対して文句を言ったり、間違いを正すことは必要でしょう。

 

しかし、更年期障害になると本人の意思とは別に、イラついていしまったり、急に体調が悪くなることがあるので仕方がないことなのです。
この仕方がないということをきちんと理解して、受けて止めてあげなければいけません。"

更年期の妻の症状を抑える方法

●根本的な治療はない

更年期障害といってもそれが一つの病名ではなく、原因によって引き起こされた症状の総称のことをそう呼ぶので、更年期障害だからといって、こういったことをした方がよい、この薬が良いというものはありません。

 

仮に病院に通って、更年期障害を治そうとしてもそれぞれの症状にあわせて対処療法やその原因を一時的に収めるだけの治療しか行われませんので、たとえばこの薬を飲んでおけば治るとか、この注射を打てばすっかり治るということはありません。
だからこそ、女性の皆さんは悩み、恐れるわけです。

 

ですので、それと同じようなことをずぶの素人の旦那さんが行うわけですから、基本的には更年期障害の根本的な治療はできず、単につらい症状を楽にしたり、症状を一時的におさめるだけとなります。
この部分は更年期障害とはかなり距離のある男性にはわかりづらく、理解しがたいことだとは思いますが、しっかりと理解した上で対処してもらいたいと思います。

 

では、更年期障害で苦しむ奥様をどうやって楽にさせてあげるかということですが、それらの症状を緩和するにはいろいろな方法があります。

●家庭療法で緩和する

これは更年期障害以外のことでも、病院などにかかる前にとりあえず行われることですが、更年期障害にしてもこういった家庭内で自分でできること、家族にできることというものは存在します。

 

例えば、非常に簡単なものか言えば、ホットフラッシュに悩む場合、顔がカッ〜と熱くなったら冷たいおしぼりや保冷剤などを首筋に充てるとか、体温調整しやすい服装をするといったことが挙げられます。
それから片頭痛の症状が出る方は日ごろから血圧上昇を起こすチラミンという成分を含んだ食べもの、チーズやチョコレート、ワインなどの摂取を控えたり、大きな疲労感を伴わない程度の運動などがいいとされています。

 

それから動悸や息切れ、めまいなどは家庭できるような対処法はありませんので、症状が出た時に落ち着かせることや静かな環境でゆっくり休めるような環境づくりをしてあげるといいと思います。
それと外出した時などにその症状が出た時のため、できれば単独行動は避け、旦那さんがいつも一緒に行動するといいと思います。

 

それ以外にもいろいろな症状やそれに対する家庭で出来る方法はたくさんありますが、はっきり言って劇的な効果はなく、多少は楽になる程度だと思ってください。

 

家庭療法などを行ってよくあることなのですが、自分は一所懸命になっていろいろとやっているのに、対した効果が上がらないという時に、その高価が上がらないことに対していらだちを覚え、当たってはいけない症状に苦しんでいる人にあたってしまうようなこともありますので、そこはぐっと抑えるのと同時に、もともとそれほど効果は高くないものであるという意識を持つことが重要です。

●サプリメントで緩和する

こういった画期的な治療方法がないものに対してよく使われるのがサプリメント、サプリメントは医療用の薬でもない、市販薬でもないということで気軽に使うことができる栄養補助食品、健康補助食品などと呼ばれるものですが、更年期障害に悩む場合のよく使われているようです。
販売されているものを見てみると、大雑把に分けて更年期障害の原因となる部分に着目したものと、それぞれの症状に着目したものに分けられます。

 

更年期障害の原因に着目したものでは、馬などの胎盤から抽出した成分を含んだプラセンタ、エストロゲンと同じような働きをするといわれているイソフラボンの含有量が高いプエラリアミリフィカ、漢方薬に使われるものを含んだものなどがあります。

 

一方、諸症状にあわせて作られたものでは、卵巣機能の低下によって引き起こされる自律神経の乱れを整える酵素を含有したものやエストロゲンと同じような作用があるローヤルゼリーを含んだもの、冷え性や肩こり、ホットフラッシュなどを抑えるといわれている漢方成分である高麗人参を主成分としたものなどがあります。
問題の効果ですが、はっきり言って家庭療法と同じレベルといっていいでしょう。

 

なぜならサプリメントはあくまでも食品、食べ物であって「○○には××がいいらしいよ」とか「○○は体にいいからたくさん食べなさい」といったようなものと同じといっていいでしょう。

 

それにそもそもサプリメント自体に症状を緩和する機能はありまえん、もしあったとしたらそれは薬事法違反です。
サプリメントは症状を緩和するものではなく、その症状が出にくい体づくりをするものですから、何かしら症状が出てから服用しても何の意味もないのです。

 

はっきり言って効果はほとんどないといっていいでしょう。
ただ、そのサプリメントを服用していた方が調子がいいとか、落ち着くといったようなことを奥さんが言うのであれば、精神面の安定を図るうえで服用し続けるのはいいと思います。

●市販薬で緩和する

市販薬もサプリメントと同じように更年期障害全体に効果を示すものと一つの症状に絞ったものがあります。

 

命の母やルビーナといったものがそういったもので、更年期障害の根本的な部分と症状を緩和する効果があります。
市販薬とサプリメントに違いは効能をうたって販売することで、そういう形で販売しているのでさぞかし効果があると思われがちですが、効果は人それぞれで、大きな効果がある方もいれば、全く効果がない方もいます。

 

市販薬ですので効果のある成分が少ないのでこういった形になってしまうのですが、中にはサプリメントレベルのものでしかないものも一部売られているようです。
こういったものを服用させるのはいいかと思います、特に精神面では「薬を飲んでいるから」といった安心感を得られるのでそういった意味では有効かと思います。

 

効果に関しては先ほど言いました通り、人それぞれといったところでしょうか。

●病院に行く

更年期障害を緩和させるのに最終的手段となるのが婦人科などの医療機関にかかることです。
ここでは症状にあわせた適切な治療を行いますので効果はそれなりに出ると思います。

 

ただ、問題は男性である旦那さんが婦人科の病院に一緒に行くということではないでしょうか。
お子さんがいる方であれば産婦人科に行ったことがあると思いますが、あの時と同じ様な何と言いますが、非常にいづらい感覚があります。

 

病院ですから付き添いとして男性がついていくのは全く問題ありませんが、やはり少し違和感を持つことになりますが、つらい症状を伴っている奥さんがそこに行け事で少しでも楽になるのであればということで、勇気をもって一緒に行ってあげてもらいたいものです。
一人で行くのと旦那さんと一緒に行くのとでは気持ちが全然違いますから・・・。

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